、ラン栽培でもスリップスの被害が大きいが・・・MOG-A1菌生息
ペレポスト栽培ではスリップスの被害を見たことはない。

なぜなのか・・・・・???
カブトムシの抜け殻
  キチン質で出来ている。
セミの抜け殻
  キチンで出来ている。
  放線菌のキチナーゼで分解。
スリップスの被害が次第に大きくなってきた・・・。
施設園芸では・・年中夏のような環境で栽培しているから、スリップスは一年中繁殖期であり、そのため爆発的に繁殖する。
つまり、この害虫は、自然界にない作物栽培がもたらした・・・現代農業と「共生」する害虫である。
なぜ、圃場でスリップスは生きられ繁殖できるのか???

その謎は・・・・スリップスの生態の・・・・蛹にある!
スリップスは・・・幼虫から蛹になるとき・・・・地表に「落下」して・・・地中で蛹時代を過ごす。
このように書くと・・・賢明な人は・・・MOG-A1菌との関係を喝破出来るかもしれない。

蛹の皮の主成分は「キチン」。
MOG-A1菌の菌糸の主成分も「キチン」。
このMOG-A1菌には・・・キチンを作る酵素と・・・キチンを分解する酵素「キチナーゼ」を具備している!
更に、MOG-A1菌、白色木材腐朽菌と「放線菌」との生態系が・・・絡んでいる。
放線菌のエサは・・・キチンである。

放線菌は菌食菌である!
つまり・・・キチンを具備している菌糸がない土壌では生きられない菌である・・・と同時に、
昆虫の蛹・・・蛹から成虫になった後の・・・例えば空蝉・・・抜け殻はキチン。
これを食べて・・・土壌に還す。

MOG-A1菌は、自身の持つキチナーゼで、老化した菌糸を分解する。
生長部近接の菌糸を溶解して、この養分で先に先に菌糸を伸ばしてゆく・・・。
その後、溶解した部分の菌糸部分を修復する。
このようにして・・・わずかな養分でも・・・繁殖出来るシステムを構築している。

問題は、MOG-A1菌の菌糸が持つキチナーゼと、放線菌のキチナーゼと・・・・
スリップスの蛹の皮のキチンの関係である。
直接的にMOG-A1菌のキチナーゼが蛹の皮のキチンを分解出来るのか???
又は、MOG-A1菌の菌糸があるところ・・・放線菌はエサに困ることが無いから大繁殖している。
そのエリアにスリップスが落下して蛹になれば・・・
放線菌は蛹をも「エサ」と認識し食べる・・・。


木材腐朽菌が生息している「ペレポスト」。
これで栽培した圃場での作物栽培で・・・これまでスリップスの発生を見たことが無い!
これを・・・非常に不思議に思ってきた。線虫も見たことが無い・・・。
この謎が・・・・スリップスの生態・・・土中で蛹時代を過ごす・・・ことに気付いたことで、
ペレポスト栽培圃場でのスリップス発生が見られない・・・理由の一つが解明できた。
大自然の地表は木材腐朽菌の占有支配エリア。
木材腐朽菌が生息しているところには、必ず「放線菌」も生息している!
それで・・・自然界では・・・圃場のようにスリップスが大発生することはない!

日本の圃場、ハウス内には木材腐朽菌が生息していない!
放線菌の生息が・・・非常に少ない。
エサが無いために・・・大繁殖できないのである。
このため、地面に落果したスリップスは・・・難なく土中で蛹になり、蛹が放線菌で食べられることもない。
そういうことで、ハウス内は・・・スリップスの巣窟になる。

以上のようなことで、小手先の技術ではスリップスは根絶できない!
圃場全体にMOG-A1菌を生息させ・・・放線菌のエサになる菌糸を常時「在庫」している圃場にする。
こういう自然界の地表の「枯れ落ち葉生態系」を圃場に再現すれば・・・・・
自然と・・・スリップスの発生は抑止される。
線虫の卵の殻もキチン。
同じ理屈で・・・被害を防止できる!
微細な生物、スリップス、線虫の蛹と卵は、自然界の中では非常に脆弱である。
少しでも弱れば・・・直ぐに食べられる。
当然、自然界には・・・これを捕食する生物がいる。
放線菌ばかりではない。
枯れ落ち葉を棲家にする・・・多様な虫もいる。
堆肥施与の圃場の地表と・・・自然界の枯れ落ち葉堆積地表では、全く別な生物相である。
更に、圃場の作物は・・・野生の植物より脆弱な組織である。
これは、スリップスの親虫にとっては・・・・子を思う親心で・・・・
柔らかい葉、組織なら・・・子供たちは・・・・苦労しないでも食べられる・・・・。
そういうことで・・・ハウス内の柔らかい作物に・・・千載一隅の・・・願ってもないこととして・・・卵を産む。
スリップス。
この弱小な生き物は、自然界の中では・・・細々と・・・草の花粉を食べて生きている。
自然界の植物の葉、茎、果実は、ケイ酸細胞だから固い!
だから・・・・ケイ酸の含まない柔らかい「花粉」を食べている。
有機栽培、水耕栽培の根毛作物の茎葉は柔らかい・・・。

ケイ酸を吸えない根毛作物。
これから脱却し・・・ケイ酸を吸うことが出来る「菌根菌」にすることである。
そういうことが・・・ペレポスト、MOG-A1菌の発明で・・・可能になった!
こういう生態系再現でスリップスを抑止するのは・・・非常にスローなことで、
現代の農業では容認できないかもしれない技術であるが・・・・
「急がば回れ・・・」の喩もある。
ハウス栽培なら・・・やれば出来る!



スリップス。
この虫の・・・最も弱い時代は・・・幼虫から蛹になるときである。
葉の上で蛹になれば・・・動くことが出来ないので・・・(繭も作らないので)・・・捕食蜂などから捕食されてしまう。
そこで、この虫は蛹になるとき土に中ですることにした。
しかし、自然界の地表には、分解しない枯れ落ち葉が堆積している!
この枯れ葉上に落ちた幼虫は・・・土壌を探すことが出来ない。
土壌に到達できない幼虫は・・・蛹になれないで死ぬ。
蛹になり成虫になれる個体は・・・非常に限られたものになる。
自然界で、スリップスが大繁殖できないのは・・・・この幼虫から蛹になるときに、大きな試練が待ち構えている。

ダニ、アブラ虫、コナガ・・・・小さな害虫には、必ず自然界の試練があるが・・・
圃場では、この繁殖を阻止するものを、人間が削除して・・・繁殖の手助けを行っている。
自然界では、スリップスの繁殖抑止は、捕食者、固い葉、地表を覆う枯れ葉、低温、冬、
放線菌などである。
これが、圃場、ハウスにない。
ハウスでは・・・一年中繁殖期。
地面に枯れ落ち葉がない・・・。
ケイ酸を吸収できない・・・根毛。
捕食蜂もいない・・・。
木材腐朽菌がいないから・・・この傘の下で生きる放線菌も少ない・・・。
全部、自然の生態系と乖離している栽培である。
それに・・・単一作物の栽培は・・・スリップスからみれば千載一隅の「楽園」であろう。



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MOG-A1菌とスリップスの生態系の考察   


    キチナーゼ酵素が・・・自然界ではスリップスの繁殖を抑止している。
    野生植物ではスリップスの被害はほとんどない。
    畑の作物では・・・スリップスの被害が出る。
    この違いの・・・謎にMOG-A1菌のキチナーゼでメスを入れる。

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